TC HELICONのパーソナル・ボーカル・モニターの初号機、VOICE SOLO VSM-300XT I/O付きアクティブ・モニターです。発売時の定価は、写真のフライヤーにあるように本体価格55000円で、現在ですと税込価格は1台で6万を超えることになります（当時は5%消費税でしたが）。TCヘリコンのパーソナルモニターというと、最終形態はお得意のボイスプロセッサーを内臓したSingThingで、その前が同じデザインのVoice SoloFX150（販売価格は音家さんで35000円程度でした）で、さらにその前の初号機がこちらになります。購入したのは10年以上前で、最初に出た時はとても画期的だったのですっかり気に入ってしまい、新品中古取り混ぜ全部で5台揃えまして、その後、FX150が出た時にもさらに３台ほど追加したものの、実際はほとんど使いませんでした。企画としてはとても良い製品ですし、便利なのは間違い無いのですが、自分たちの主な用途がRockでして、このようにスタンドの途中にモニターが付いた状態は、音をモニターするミュージシャンにとってはとても聞きやすくてありがたいのですが、ステージの見た目的にはイマイチでして…。ドラムモニターとしては見た目的に問題ないので現在まで新しいFX150を使い続けてきておりますが、それ以外は倉庫でずっと眠ったままでした。コロナ禍のような状況で小さなステージでコンパクトにやる時には、逆にとても便利で役に立つと思われます。エンクロージャーはアルミで作りも良い感じです。どなたか活用してくださる方がいらっしゃればうれしいです。１年ほど前に未使用1台と中古1台をこちらヤフオクでセットで手放し、半年前に残った中でおそらく未使用と思われる1台を含むきれいな方の２台も手放し、最後に残った明らかに中古で入手したと思われる１台も出品いたします（写真のうち最初の５枚は過去の流用で、最後の２枚が出品の実機です。付属品のビニール包装などは今回出品の個体には残っておりません）。倉庫の中であちこち居場所を変えたせいか、元箱もだいぶガタガタになってきております。なお、写真6のフライヤーは参考資料でして、出品には含まれません。
　発送は、かなり前にヤフーが送料に関する扱いを大幅に変更したのに伴い、都内より送料無料（元払い）での発送です。なお、当方はショップではございませんので、返品や交換は能ですし、領収書も出せません。出品前に、一応マイクや音源をつないできちんと発音することを確認はいたしましたが（電源投入時に数秒にわたり若干ガリっぽいノイズが出ました）、何年にもわたってずっと楽器庫で眠っていたものですので、上記内容をご理解の上、基本的にノークレーム・ノーリターンでお願い申し上げます。評価等をご参照いただければと思います。できましたら、当方の自己紹介欄もご参照ください。最後に、この製品が新発売された時の資料を、ネットから拝借して掲載させていただきますので、詳細はこちらをご参照ください。では、ご検討のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます：

TC-Heliconのニアフィールド・ライブ・モニタリング・スピーカーVoiceSolo XTレンジは、新しいコンセプトのパーソナル・モニタリング製品です。TC-Heliconはボーカルに特化した製品群をラインアップしており、VoiceSolo XTレンジもTC-Helicon社のボーカル向け製品のラインアップを発展させるものです。

ライブ環境で自分が正しく聞こえない状態では、良いパフォーマンスを行うのは難しいものです。VoiceSolo XTモニターは、ブーム・スタイルのマイクスタンドに設置可能なデザインで、スピーカーをシンガーにより近付けることを可能としました。こうすることにより、既存のインイアやウェッジ・タイプのモニターと比べて、次の利点が得られます：

モニタリング音のメインPAへの回り込みを低減

フィードバックが生じてしまうまでの音量の限度を増加

ウェッジ・タイプのモニターに比べて省スペース化を実現し、ステージの空間をより有効に使用できます。また、インイア・モニターにつきもののイアプラグによるバリアーを回避し、観客とのインタラクションを向上させます。

VoiceSolo XTモニターは2ウェイのポイント・ソースICTドライバーを採用しているため、一般的なスピーカー・システムでのモニタリング時に生じる高低の周波数帯域が分離して聴こえてしまう現象が生じません。マイクスタンドにスピーカーを設置することよってスピーカーがシンガーにより近く設置されるため、この特徴は、分離が際立つのを防ぎます。

VSM-300 XTの主な機能：
要となる4～10kHzの帯域における精度とスムーズさを向上させた周波数特性マイクと同一のブームスタンドに直接設置可能、素早いセットアップを可能とします。
デュアル・スタンド・マウント・ホール、そしてデュアル・ベヴェル・エッジによるフロアマウント対応など、柔軟な配置のオプションを提供
6.5"の2ウェイ・ポイント・ソースICTドライバーが最善のニアフィールド・ライブ・モニタリングを可能に
116dBピークSPL（0.5m時）と、高音量を実現
150W BASHアンプリファイアー搭載
キャスト・アルミニウム・エンクロージャーの採用により、硬度を確保しながらもキャビネット・レゾナンスを低減
フロントパネル・コントロールにより素早い設定の変更が可能
楽器やAUX ミックスのインターフェイス用に、外部I/O ボックスを用意
マイク・プリアンプ、ステレオ・ライン、及びAUX 入力搭載
マイク・インプットはファンタム・パワー対応
マイク・レベル、ライン・レベル、マスター・レベル・コントロール搭載
全入力は、ハウス・ミキサーへのパススルー対応
マイク・インプット用に、シェイプEQ及び75Hz・18dB/oct.のローカット・フィルターを搭載
スピーカー出力ミックス用に、75/150Hz、18dB/oct.のローカット・フィルターを搭載
ライン・インプットはモノ／ステレオを選択可能
アクティブ・サブウーファー出力搭載